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OB/OG
2024/02/17

C科OBの訪問がありました

2月16日、株式会社波多野調査設計の中村優作さん(C科18期生)が、会社紹介と現在取り組んでいる業務説明のために来校されました。本日は、上司の坪根康雄さまもいっしょでした。波多野調査設計では、入社した4月から12月までみっちり新人教育をおこなうとのことです。この教育は、基本に重きを置き、理解できるまで何回も同じことを繰り返すそうです。坪根さまによれば、基本を身に付けるために、学生時代の教科書をひたすらノートに書き写す”写本”を、昔はやらせていたそうです。新人が抵抗してもやらせていたとのこと。それ位”写本”の教育効果はあるそうです。内容は少し専門的になりますが、構造物の基本構造である、”単純ばり”、”片持ちばり”、”張り出し張り”に、集中荷重・等分布荷重・等変分布荷重(3角形)等のさまざまな荷重を与え、手計算でひたすら解くそうです。これができるようになったら、部材の大きさ・形・材質(強さ)を変え、耐力・変位を手計算するそうです。同時に、現場を訪問して実務も体験させるそうです。基本項目の理解と現場経験から、”直感力”を持ったエンジニアになることをゴールにしているそうです。坪根さまによれば、エンジニアは”直感力”を持っていることがとても重要で、危険予知や利益の確保のための必須の能力です。育つまでに時間はかかりますが、これを実行していますとのこと。中村さんがどのようなエンジニアに育っていくのか、見守っていきたいと思います。

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