お知らせ

12月7日午後、C科科別講演会がありました。『皆さんがつくる明るい将来について～国の機関で働いた視点から～』と題して、木村嘉富さま（前国土交通省国土技術政策総合研究所所長（国総研）、東京海上日動火災保険株式会社顧問、一般財団法人橋梁調査会審議役）から講演がありました。木村さまは、松江高専の土木工学科出身で、高専60年の歴史の中で、高専出身で初めての国総研所長になられました。高専C科の先輩の立場として、また国の研究機関のトップだった立場として講演されました。最初に、高専に入学した理由・大学時代の様子、国交省でのキャリアップの話をされました。次に、関東地方整備局の業務内容について説明されました。業務対象は、”河川”、”道路”、”公園”、”港湾”、そして”災害対応”と幅広く、これらに対して計画～設計～工事・監督～維持管理を、現場の最前線で総合的にマネジメントすることが業務内容とのことです。その次は、木村さまが取り組まれた、道路橋の予防保全についての話がありました。劣化したコンクリート道路橋を、このまま通してよいのかの判断を求められたとき、とても苦労したとの実体験の話がありました。最後に、学生のときは、勉強してください、”土木工学全般を理解できていると様々な課題に対応できる”、友達を作ってください、でまとめられました。木村様の高専入学理由から、国交省でのキャリアパス、道路橋の保全の話、C科学生へ将来のためのアドバイスまで、動画も交えながら、１C学生も理解できるように講演されました。ありがとうございました。